奈良県上北山村西原

2020年07月02日



地域別・日本の滝』  梅雨期の水量の多さが影響していると思うが、名瀑と呼べる豪快な滝であった。
  '09年11月に ”大普賢岳”に登り ”無双洞”にも行ったのだが、何故か”無双洞”の数十m下流の ”水簾の滝”を見ていないことに気付いてショックを受けた
標識で 水簾の滝”があることが判っていたのに、何故に見に行かなかったのか、11年経った今では謎であるが、このリベンジを果たしたいと、梅雨の中休みを狙って行ってみる
。  上北山村周辺の林道は崖崩れによる通行止めが多いので、事前に道路状況を調べておく必要がある。
水簾の滝 (落差20m)
すいれんのたき
Road Map :R169から天川村へ伸びるR309に入ると700m程で ”無双洞”に
            向かう水太谷林道の入口がある。 落石の多い林道を登山口まで走る。
Route Map:無双洞、更に七曜岳に登る登山道を歩く。
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無双洞
散策時間:無双洞までの往復1時間59分。
水太谷林道を上って行き、橋を渡った所に4台分程の駐車地がある。
橋を渡った所に車4台分程の駐車スペースがあった。
林道が大きくヘヤーピンカーブした橋を渡った天ヶ瀬川の左岸が登山口となっ
ていた。 登山口には道標が立っていたが、朽ちて文字はまったく読めなかった。
同じく下流側を見る。
橋の上から見た ”天ヶ瀬川”の上流部。 水量は豊富な感じであった。
どこからでも沢に下りることの出来る登山道は絶好のハイキングコースに思えた。
登山道はしっかりと付いていたが、雨水で流されて全てが斜めになっており、
谷川は崩れ易く歩き辛かった。
天ヶ瀬川の渓谷には小さな滝が次々と現れた。
先を急ぎたいし、小さな滝も見たいしの悩ましい時間であった。
これは個人的には ”渓流瀑”の滝であると思い、しばし見入った。
渡渉となるが、本流では無く枝沢だったので、水量は殆ど無かった。
渡渉後は本流から離れて高巻きの登山道に入って行く。
ネットの写真で見たことのある ”大カツラの木”に
出合うことが出来た。
登山道を離れて直登、近回りをしようとしたが、雨を吸った路面が柔らかく、
滑って登り切ることが出来ず、登山道に引き返す。
新緑の雑木林であり、雰囲気はすこぶる良かった。
先程、直登しようとした斜面を見る。 大した斜度では無いのだが・・・
遠回りでも登山道を歩くのが正解であった。
ゆるやかに高巻きして行く。
左写真の場所からズームで撮った ”水簾の滝”と思われる滝。
沢に下りて小さな滝の写真を撮ろうとすると、奥に大きな滝が見えた。あれが ”水簾の滝”なのだろうか?
寄り道が多くて時間が掛かってしまったが、49分で ”水簾の滝”に着く。
普通に ”水簾の滝”だけを目指して歩けば30分程で着く様だ。
落差20mの斜瀑である ”水簾の滝”は滝飛沫が激しく、滝壺まで行けなかった。
これで11年前の滝見をしなかったリベンジが果たせた。
左岸を滝壺の見える位置まで登ってみる。 ここでも滝飛沫が降り注いできた。
大きな滝壺を期待したが、滝壺としては無いに等しい状態であった。
”水簾の滝”の横に ”和佐又山ヒュッテ”への分岐があった。
前回、この道を知っていれば、その時に滝見が済んでいたはずなのだが、
この登山道は地図には載っていなかったと思う。
ここからの登山見道で ”底無し井戸”を通るのだろうか?
どこをどう通る登山道なのか検討が付かない。
”無双洞”へ登る登山道から ”水簾の滝”の横顔を見る。 横から見ると斜瀑なのがよく判った。
更に登山道を登って ”水簾の滝”の滝口付近を見る。
ここは見覚えのある ”無双洞”に着く。 滝水は ”無双洞”からの湧き水なので、降水量とは
無関係と思っていたが、洞穴から噴き出している湧水は雨量と関係しているらしい。
この複雑で見事な滝に滝名が付いていないのは勿体ない気がする。 簡単に付ければ ”無双洞の滝”になるのだろう。
前回来た時は上の洞穴に木製梯子が架かっていたが、それがアルミ脚立となり、
その脚立も下に落ちてしまっていた。 なので上の洞穴には上がれなかった。
下の洞穴からは相変わらずに綺麗な湧水が流れ続けていた。
前回は相棒に上の洞穴を探検して貰ったが、
今回はパスしておく。
左側は小さな滝から流れ落ちていたが、これは確認していないが、湧水だと思う。
豪快な滝を見れて満足して引き返す。 赤いナビテープを追えば間違いなく登れて下山できるが、
高巻きしない沢沿いを、青いナビテープを追って歩いてみると危険な道で怖い思いをした。
渡渉地点に戻る。
全体がスカスカであり、赤いナビテープを追わなくてもどこでも歩ける。
この渓流を見れば、もう登山口が近いはずだ。
滝見散策、往復1時間59分にて車に戻る。 ここから落石多数の林道を走ることになる。
水簾の滝
  '11年前に ”無双洞”に行きながら、直ぐ下にある ”水簾の滝”に行っていないことに気付き、是非、行かねばと思ったが、和佐又ヒュッテからなら2時間半掛かるので無理だと思った。 ところが、水太谷林道を使えば30分で行けることが判り、行くしかないと思ったが、林道走りは落石が多くバーストの危険性が高かった
'20年度の上北山周辺の滝巡り
  行者滝 → 水簾の滝、無双洞 → くらがり又谷の滝ツキ谷の滝、千尋の滝深瀬滝
水簾の滝動画-1
水簾の滝動画-2
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